▼ ニュースのポイント
①電通と電通マクロミルインサイトが「Smart Interviewer」のベータ版を共同開発し、7月26日から企業向けに提供を開始した。
②「Smart Interviewer」は、AIが生活者一人ひとりにチャット形式で深掘り調査を行う。
③「Smart Interviewer」を使用した実証実験では、Webアンケートよりも文字量が増加し、「回答しやすい」などと好意的だった。
AIがチャット形式で一人ひとりに深掘り調査を実施
電通と電通マクロミルインサイトは、AIチャットボットで生活者インサイトを深掘り調査する「Smart Interviewer(スマートインタビュアー)」のベータ版を共同開発し、7月26日から企業向けに提供を開始した。
この「Smart Interviewer」は、人の意識や商品価値を階層構造で聴取する「ラダリング手法」を搭載し、AIが生活者一人ひとりにチャット形式で深掘り調査を行う。
聴取したい階層構造や想定回答を事前にAIに学習させることで、階層構造に沿った質問をAIが自動で行い、回答を引き出すという。
73%がWebアンケートよりも「回答しやすい」と評価
生活者の意識調査を行うには、これまではWebアンケートや対面インタビューが一般的だった。
だがWebアンケートは、同時に大人数に聴取できるが、自由回答について深掘りすることが難しい。一方の対面インタビューは深掘りはできても、同時に大人数に聴取することが難しく、費用も手間もかかる。
そこで両社は、電通が独自開発したAI日本語対話エンジン「Kiku-Hana(キクハナ)」に、電通マクロミルインサイトの生活者インサイトに関する知見を掛け合わせ、今回の「Smart Interviewer」ベータ版を開発した。
この「Smart Interviewer」は、2020年に500名を対象に実施した実証実験では、一般的なWebアンケートに比べ、一人当たりの文字量が4.3倍、回答切り口の数も2.4倍に増加した。
また、「特になし」という回答も減少し、具体的な回答を得ることができたという。さらに、対象者の73%が、「回答しやすい」と評価したとしている。
(画像はプレスリリースより)
電通 ニュースリリース
https://www.dentsu.co.jp/0726-010411.html▼ 会社概要
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社名:株式会社 電通
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所在地:東京都港区東新橋1-8-1
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