▼ ニュースのポイント
①日本コンピュータビジョンの顔認証が宅配ロッカーシステムQuistに実装された。
②顔認証の実装で、ロッカーのユーザーは顔パスで荷物受け取りができるようになる。
③これにより、ユーザーと導入事業者の安全性と利便性が向上する。
安全性と利便性がさらに向上
日本コンピュータビジョンは7月14日、同社のAI搭載顔認証を、FUJIが展開する宅配ロッカーシステム「Quist(クイスト)」に実装したと発表した。
リテール業界では、ECで購入した商品を店舗で受け取ることができるBOPIS(Buy Online Pick-up In Store)が急拡大し、宅配ロッカーシステムQuistも導入されている。
Quistは、防犯カメラを内蔵した高セキュリティと、IoTを駆使したリアルタイム管理、QRコードによるスマート受け取りなどを特徴としている。
今回、このQuistに日本コンピュータビジョンの顔認証が実装され、QRコード認証に加え顔認証での鍵解除が可能となった。顔データを一度登録すれば、すぐに使用できるという。
「顔パス」となることでユーザーは、QRコードの検索・表示が不要となり、スマートフォンを忘れた場合も荷物の受け取りが可能となる。これにより、ユーザーと導入事業者の安全性と利便性がさらに向上するとしている。
顔認証の認識精度は99%以上
日本コンピュータビジョンでは、アプリケーションやシステム開発をより少ない工数で開発できるようパッケージ化したJCV顔認証ソフトウェア開発キット「SDK」提供している。SDKは、既存製品・システムに追加機能として実装することができる。
AI技術を搭載したSDKの認識精度は99%以上で、なりすましを防止し、マスクを着用していても検知できるという。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
(画像はプレスリリースより)
日本コンピュータビジョン プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000054735.html▼ 会社概要
日本コンピュータビジョンは、画像認識技術をベースとした製品の開発と提供を行っている。
社名:日本コンピュータビジョン株式会社
代表取締役:Andrew Schwabecher
所在地:東京都千代田区麹町二丁目5番1号
▼ 会社概要
FUJIは、電子部品実装ロボットや、工作機械の開発・製造・販売を行っている。
社名:株式会社FUJI
代表取締役:須原 信介
所在地:愛知県知立市山町茶碓山19番地