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富士通と仏国立研究機関が異常要因を特定する時系列AI技術を開発 異常の根本原因発見へ

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富士通と仏国立研究機関が異常要因を特定する時系列AI技術を開発 異常の根本原因発見へ

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▼ ニュースのポイント
①富士通とフランスの国立研究機関が世界初の時系列AI技術を開発。
②同技術では、これまで難しかった時系列データでの異常要因を視覚的に究明することができる。
③同技術により、異常が起こる根本原因の発見や、医学的発展を期待できる。

時系列データで異常要因を特定できる世界初のAI技術
 富士通とフランスの国立研究機関Inriaは7月16日、時系列データにおいて異常要因を特定できる世界初のAI技術を開発したと発表した。

時系列データ


 近年はさまざまな場面で時系列データが収集され、AIによる異常検知が行われているが、異常状態に適切に対応することには課題があった。

 それは、時系列データの場合、AIの判定要因が多種多様に存在し、それぞれの要因が複雑に関係しているため、どのデータの変化が異常判定に影響したのかを特定することが難しいためである。

 今回、両者が開発したのは、この時系列データにおいてAIが異常判定をした要因を特定するAI技術だ。

医学的発展にも期待
 今回の技術はTopological Data Analysisというデータ分析手法をベースにしたもので、正常と異常の時系列データの形状を比較することで、異常の原因を視覚的に究明できる。

 同技術を用いることで、さまざまな時系列データにおける異常判定の要因分析が可能となり、異常が起こる根本原因の発見に貢献することが見込まれる。

 実際に両者は、脳波の実データを用いたせん妄検出に同技術を適用し、時系列データの波形の特徴と、せん妄状態に表れる現象とが一致することを確認したという。

 このように同技術は、病気の原因の推定や、病気の予兆判断、予防的な治療法の発見など、医学的発展につなげることも期待できる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

富士通、Inria ニュースリリース
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/07/16.html


▼ 会社概要
富士通は、デジタルを活用したテクノロジー、サービス、ソリューション、製品などを幅広く提供している。

社名:富士通株式会社
代表取締役:時田 隆仁
所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター


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