▼ ニュースのポイント
①スペクティ、AI解析でリアルタイムな浸水範囲と浸水深を推定。
②SNSや道路・河川に設置されたカメラ画像から3Dのマップ上に再現。
③周辺地域の被害状況・予想最大被害範囲などを可視化。
周辺地域や住民への被害の最小化
AIを活用した危機管理情報解析サービスの提供などを手がけるSpectee(スペクティ)は、SNSに投稿された画像からAIを活用してリアルタイムに浸水推定図を作成する技術を開発し、実証されたことを7月19日に発表している。
複数の浸水被害が発生した7月、河川の氾濫から数分で浸水被害の範囲をシミュレーションできることが実証されている。
画像からAIが解析、3D浸水推定図を作成
浸水推定図を作成する技術は、画像・降水量・地形データを組み合わせることで、浸水範囲や周辺地域の浸水する深さを推定することができる。画像周辺10キロメートル四方の浸水状況を瞬時にマップ上に再現する。
SNSに投稿された現地の画像のほか、河川や道路に設置したカメラの映像なども利用可能。災害発生時にIoTデバイスなどの情報から被害状況や予想最大被害範囲など、浸水による被害を多角的に可視化できる。
スペクティは同技術により得られる各地点の詳細な緯度経度情報や浸水深(推定値)などのデータを提供している。また、自治体や企業での災害対応の迅速化、さらに周辺地域や住民への被害の最小化に役立てていくことを目指している。
(画像はプレスリリースより)
スペクティのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000016808.html▼ 会社概要
スペクティは、AIなどの最先端技術を活用したビッグデータ解析を通して、災害関連情報や企業のリスク情報などをいち早く提供。また、デジタルツイン技術による被害のシミュレーションや予測などを行っている。
社名:株式会社Spectee(スペクティ)
代表取締役:村上 建治郎
所在地:東京都千代田区五番町12-3 住友不動産五番町YSビル3階