▼ニュースのポイント
①オリンパスが総務省プロジェクト「タイにおける高精細映像技術を活用した内視鏡やAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」にエントリーを発表。
②タイでは食生活の変化で、がん罹患率が上昇している。特に大腸がんは罹患率が高く、死亡率も高い。
③日本人医師がタイの病院で、内視鏡を活用し、大腸における病変部の検出から鑑別診断までのトレーニングを行う見込み。
総務省プロジェクトに参画
7月21日、オリンパスは総務省プロジェクトである、「タイにおける高精細映像技術を活用した内視鏡やAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」にエントリーしたことを発表した。
同プロジェクトは内視鏡医が少ないタイにおいて、内視鏡診断を広めるというものである。
昨年度のインドに続き、本年度はタイ
同社は昨年度、インドにおいて内視鏡診断を広める総務省発のプロジェクトに参加していた。
このプロジェクトでインドの医療機関と共に、AIを活用した診断サポートシステムを臨床応用するための実証調査を実施。
この調査によって、超拡大内視鏡やAI搭載の内視鏡画像診断支援ソフトウェアの効力が明らかになり、普及の可能性が示唆されたのである。
今年度はサイバネットシステムの協力を受け、タイ消化器内視鏡学会と共に昨年度と同様の実証調査を行う。
昭和大学横浜市北部病院の医師がマヒドン大学附属シリラート病院などで、内視鏡を活用し、大腸における病変部の検出から鑑別診断までのトレーニングを行う見込みだ。
タイでは食生活の変化などの影響で、がん罹患率が上昇している。特に大腸がんは罹患率が高く、死亡率も高い。
このような課題を解決するために、内視鏡検査の需要増加が見込まれている。
(画像はプレスリリースより)
オリンパス プレスリリース
https://www.olympus.co.jp/▼会社概要
精密機械器具の製造から販売まで手掛ける企業。
会社名:オリンパス株式会社
取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内 康雄
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス