▼ ニュースのポイント
① 人の判断に大きく依存する荷物の積み込みでは非効率的
② アルゴリズムで所定空間への荷物の積み込みを最適化
③ オプション機能で荷物の特徴に関する制約条件を自由に設定することも可能
特定空間への荷物の積み込みを最適化するアルゴリズム
TRUST SMITHが、荷物の積み込みを最適化するアルゴリズムの開発に至ったと、7月9日に発表した。
物流の現場ではコンテナ・トラック・倉庫のラックなどへ荷物を積む際に、作業員が経験から各荷物の形状・性質に合わせ、積載計画を実施しているのが現状で、人の判断に大きく依存している。これでは、荷物の積込効率が悪く、運送コストや在庫保有コストの観点で、大きなロスが発生してしまう問題がある。
そこでTRUST SMITHがAIを使用して、所定空間への荷物の積み込みを最適化・具体的に積み込めるアルゴリズムを開発。物流現場の積載業務の効率化や作業者の負担軽減、そして労働力不足の解消に寄与していく。
AI技術により荷物を積載する最適な順番を自動で出力
同技術では、荷物の表面の3次元点群データを取得するAI認識技術を用いて、立体的な形を認識。これに荷物の積載計画を自動で行うAIを組み合わせることで、コンテナなどの所定の空間に、荷物を積載する最適な順番を自動で出力することができる。
また、オプション機能を利用することで、荷物の上下を逆転させないことや、割れ物はほかの荷物と離しておくことなど、荷物の特徴に関する制約条件を自由に設定することも可能となっている。
(画像はプレスリリースより)
TRUST SMITH
https://www.trustsmith.net/TRUST SMITHのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000049040.html▼ 会社概要
TRUST SMITHは、AI・数理アルゴリズム・ロボティクス分野の最先端のテクノロジーを活用し、ハード・ソフト問わず、さまざまな技術領域で独自製品の研究開発を進めるほか、オーダーメイドで各企業の課題に合わせたソリューション提供などを行っている。
社名:TRUST SMITH株式会社
代表取締役社長:大澤 琢真
所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル7F