▼ ニュースのポイント
①タクマが、ごみ焼却炉の燃焼制御システム「ICS」を開発。
②AI技術が燃焼状態の自動安定化、予測・操作を自動で再現。
③熟練運転員の手動操作を99%削減した操作。
安全・安心・安定したごみ処理施設の運営
再生可能エネルギーの活用と環境設備分野で事業を展開するタクマは、ごみ処理施設への燃焼制御システム「ICS」導入により、少人数で施設を安全に安定した運転ができる技術を確立したことを、6月28日に発表している。
AIを活用した燃焼制御システム「ICS」により、ごみ焼却炉の手動操作の削減や、Solution Lab(プラント遠隔監視・運転支援拠点)からの遠隔監視・操作が可能となり、運転員が欠員となっても安定したごみ処理が可能となる。
ごみ質の変動にも対応、常に安定燃焼を実現
ICSは、熟練運転員と同等の予測・操作を自動で再現できる燃焼制御システム。日々の運転データを学習することで予測性能の最適化を維持する学習機能を備え、熟練運転員の手動操作を99%以上削減した安定燃焼を実現する。
「ICS」によるごみ焼却炉の手動操作の削減や、ICT(IoT・ビッグデータ・AI)を活用した遠隔監視・運転支援拠点「Solution Lab」での遠隔によるごみ処理施設の運転・監視が可能となり2名でのごみ処理を継続できる。
ごみ焼却炉は、これまで3~4名の人員によりACC(自動燃焼制御システム)で安定燃焼を維持。炉内燃焼画像や燃焼温度などの運転データから、熟練運転員が燃焼状態を予測して操作していた。
(画像はプレスリリースより)
タクマ プレスリリース
https://www.takuma.co.jp/news/2021/20210628.html▼ 会社概要
タクマは、ごみ焼却施設などの一般廃棄物処理プラントをはじめエネルギープラント、水処理プラントのEPCや運転管理、アフターサービスなど、エネルギーの活用と環境保全の分野を中心とする事業を展開している。
社名:株式会社タクマ
代表取締役:南條 博昭
所在地:兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号