▼ ニュースのポイント
① NEDOがソリトンシステムズの超低消費電力エッジAIチップを採択
② 人感センサーチップやディープラーニングアルゴリズムの設計開発における技術を応用
③ アナログエッジAIチップと、同AIチップの回路を再構築するツールの開発へ
ディープラーニングアルゴリズムなどの技術を応用
超低消費電力エッジAIチップが、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択されたと、6月23日にソリトンシステムズが発表した。
NEDOが「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業/AIチップに関するアイディア実用化に向けた開発」を公募し今回、ソリトンシステムズの「再構成可能なアナログニューロン回路を用いた超低消費電力AIチップの開発」の提案が採択される形となった。
AI学習環境や学習モデルといった知的機能の付与が可能
ソリトンシステムズは、アナログ・ディジタルミックスシグナル回路に関するノウハウを活かして人感センサーチップの設計開発や、FPGA向け高位合成ツールの開発と同ツールを用いたディープラーニングアルゴリズムの設計開発を行っている。
今回は、これらの技術を応用することで超低消費電力で動作し、各種センサーに統合できるアナログエッジAIチップと、同AIチップの回路を再構築するツールの開発を行っていく。
同アナログエッジAIチップは「エッジAI」のエッジ側に搭載され、AI学習環境や学習モデルがクラウド上から送られ、機器・インフラの故障検知や自動運転・ドローン制御などの分野における知的機能の付与が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
ソリトンシステムズ プレスリリース
https://www.soliton.co.jp/news/2021/004465.htmlソリトンシステムズのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000019712.html▼ 会社概要
ソリトンシステムズは、 IT・エレクトロニクス業界の常に新しい技術トレンドを見据えて事業を展開しており、近年はWi-Fiを利用したハイビジョン・レベルの映像伝送システムや、リモートドライブの開発などを行っている。
会社名:株式会社ソリトンシステムズ(英語名:Soliton Systems K.K.)
代表取締役社長CEO:鎌田 信夫
本社所在地:東京都新宿区新宿 2-4-3