▼ニュースのポイント
①Revorfとシスメックスが共同研究契約により、エンハンサーRNAなどの発現変動に基づく腎疾患診断法の開発を共に行う。
②腎臓病において、早期発見と早期治療が重要となる。
③RevorfのエンハンサーRNAなど発現変動解析技術を活用して、腎臓病の病態を早急に把握する技術の開発を目指す。
共同研究契約を締結
6月25日、Revorfはシスメックスと共同研究契約を結んだことを発表した。
この契約により、エンハンサーRNAなどの発現変動に基づく腎疾患診断法の開発を共に行うことになる。
早期発見と早期治療が大切
腎機能がいったん低下すると改善は困難であると言われている。そのため、腎臓病で大切なのは、早期発見と早期治療だ。
腎臓病に悩む患者は多く、日本では潜在罹患者含めて1300万人ほどの腎臓病患者がいるのではないかと推定されている。
今回の共同研究では、RevorfのエンハンサーRNAなど発現変動解析技術を活用して、腎臓病の病態を早急に把握する技術の開発を目指す。
この研究では、Revorfのシングルセル解析技術も活用されるのではないかとの見通しだ。
最新技術を持ち寄り、研究に挑む
シスメックスは検体検査に用いる機器やソフトウェア、試薬などの開発から販売を行う。
近年は、患者一人ひとりにフィットした医療を提供すべく、ライフサイエンス領域まで事業を広げている。
Revorfは最先端のヒトゲノム研究成果を世の中に還元すべく、機械学習によって予測された標的に効果を発揮する創薬や、エンハンサーRNAを活用した診断医薬品開発を手掛けている。
このような2社が共同で、腎臓病を発病する遺伝子変動の時点で診断することができる技術の確立を目指す。
(画像はプレスリリースより)
Revorf プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
遺伝子診断に必要なバイオマーカーの開発支援、解析技術を活用した創薬支援、データ解析やAI開発による医療情報解析事業を手掛ける企業。
会社名:株式会社Revorf
代表取締役:末田 伸一
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 東硝ビル8階