▼ ニュースのポイント
①化粧品などのランダム模様のある製品の外観検査を自動化することは難しかった。
②ASTINAが、ランダム模様にも対応したAI外観検査システムの提供を開始。
③同システムは、ラメ入り製品、複数色を有する製品、立体製品の検査も可能。
AIの活用で化粧品や衣類の外観検査にも対応
AI・IoTデバイスの企画・開発などを行うASTINAは6月1日から、ランダム模様のある化粧品や衣類などの外観検査にも対応したAI外観検査システムの提供を開始した。
製造現場で必須とされる外観検査には、人手不足などさまざまな課題がある。
それでも、近年は画像処理技術の進歩により、複雑な模様であってもパターンが一定であれば、傷や汚れを自動検出できるようになっているという。だが、化粧品のように製品そのものがランダム模様の場合は、模様と傷・凹みなどの判別がつかないため、自動化が難しいとされていた。
立体製品も全方位から検査
今回、同社はこの難しいとされていた製品の検査も自動化するAI外観検査システムをリリースした。
同システムでは、ランダム模様や、ラメ入り製品、複数色を有する製品の異常も検知でき、立体的な製品も360度から検査が可能という。
同システムは、加工装置や組み立て装置に組み込むこともでき、AIで種別判定をするため種類別の排出が可能となる。また、多種多様な業界に対応し、多品種少量生産へのシステム設定が可能という。
(画像はプレスリリースより)
ASTINA ニュースリリース
https://astina.co/blog/other/post-998▼ 会社概要
ASTINAは、ロボット・AI・IoTデバイスの企画・設計・開発・コンサルティングや、自社サービスの提供などを行っている。
社名:株式会社 ASTINA (カブシキガイシャアスティナ)
代表取締役:儀間 匠
所在地:東京都墨田区緑3-17-8高島ビル