▼ ニュースのポイント
①大阪ガスでは、ガス管が埋設された道路での事前連絡なしの掘削工事を発見するため毎日パトロールを行っているが、巡回時間外の工事を見つけられないことがあった。
②この課題解決に向け、大阪シティバスの路線バスにAIカメラを搭載してパトロール業務を代替。
③同AIカメラは、路線バスが撮影した画像の中から、工事の可能性の高い画像を自動抽出する。
「工事現場をAIで自動認識する車載カメラ」で工事発見
大阪ガスは5月31日、AIカメラを搭載した路線バスによるガス管パトロール業務の試験運用を開始すると発表した。
大阪ガスでは、ガス管破損防止の目的で、ガス管が埋設された道路での事前連絡なしの掘削工事を発見するためのパトロールを毎日行っている。だが、巡回時間外の工事を見つけられないことがあるという。
そこで今回、大阪シティバスの路線バスにAIカメラ「工事現場をAIで自動認識する車載カメラ」を搭載し、路線バスによるパトロール業務を行うこととした。
路線バスは1日に複数回、同一路線を走行するため、これまでより巡回頻度が高まり、ガス管の破損リスクの低減が期待できる。また、大阪シティバスでも、AIカメラの映像を安全運行に活用できるとしている。
AIカメラはスタートアップ企業・アプトポッドとの協業で開発
今回のAIカメラは、同社とスタートアップ企業・アプトポッドとが協業して開発したもので、路線バスの撮影した画像の中から工事の可能性の高い画像をAIが自動で抽出する。
抽出された画像を事務所のオペレータがチェックし、連絡のあった工事かどうかを判断するという。
(画像はプレスリリースより)
大阪ガス プレスリリース
https://www.osakagas.co.jp/1295809_46443.html▼ 会社概要
大阪ガスは、大手4都市ガス事業者の1つで、都市ガスの製造・供給・販売、ガス機器の販売などを行っている。
社名:大阪ガス株式会社
代表取締役:藤原 正隆
所在地:大阪市中央区平野町4丁目1番2号
▼ 会社概要
アプトポッドは、M2M/IoT関連ソフトウェア・ハードウェア企画開発/販売などを行っている。
社名:株式会社アプトポッド
代表取締役:坂元 淳一
所在地:東京都新宿区四谷4-3 四谷トーセイビル3F