▼ニュースのポイント
①クロスロケーションズとニッセイ基礎研究所が共同で「オフィス出社率指数」を開発した。
②位置情報ビッグデータをAIが解析して得られた人流データを用い、定量的にオフィスへの出社率を知ることができる。
③オフィス出社状況の実態を見える化することに成功した。
ニッセイ基礎研究所のホームページ内で公開
6月2日、クロスロケーションズとニッセイ基礎研究所は共同で開発した「オフィス出社率指数」を、ニッセイ基礎研究所のホームページ内で公開したことを発表した。
このオフィス出社率指数は、位置情報ビッグデータをAIが解析して得られた人流データを用いることで、定量的にオフィスへの出社率を知ることができるというものである。
オフィス出社状況の実態を見える化
タイムカードやアンケートでは従業員の出社状態を総合的に掌握することは難しかった。
そこで、クロスロケーションズが所有する位置情報ビッグデータを解析した人流データを用いて、オフィス出社率をインデックス化した、オフィス出社率指数を開発したのである。
データを取集後、できる限り偏りを修正することで、オフィス出社状況の実態を見える化することに成功した。
この指数から考察するに、2020年の2月以降、新型コロナウイルス感染症への新規感染者人数とオフィス出社率を見比べたところ、政府が発令する対策に合わせて、企業や従業員が働き方を変化させ、新しい働き方をしていることがわかった。
今回、オフィス出社状況の実態を見える化するオフィス出社率指数の開発に成功したことにより、ハードデータが存在しない領域でも位置情報ビッグデータを定量化することが可能だということがわかった。
(画像はプレスリリースより)
クロスロケーションズ プレスリリース
https://www.x-locations.com/news/pr20210602/▼会社概要
企業が持つビッグデータを効果的に可視化、分析するロケーションインテリジェンス事業や、モバイル広告に関する事業を手掛ける企業。
会社名:クロスロケーションズ株式会社
代表取締役:小尾 一介
所在地:東京都渋谷区恵比寿南1丁目2-9 小林ビル6階