▼ ニュースのポイント
①センシンロボティクスとコスモ石油がドローンによる監視システムの実証実験を実施した。
②石油タンクの状況確認、煙突内目視、桟橋の点検に有効。
③事故の未然防止、災害時に迅速な現場確認が可能。
先進技術を実装した「高度保安」の実現
ロボティクスとAIを活用した業務効率化を提案するセンシンロボティクスは、コスモ石油千葉製油所と共同でドローンによる監視システムの実装化に向け、実証実験を行ったと5月18日に発表している。
ドローンの利活用により、日常点検頻度の向上による事故の未然防止、災害時の迅速な現場確認、プラントの保安力・利便性の向上や労働災害の減少が期待されている。
ドローン活用業務の完全自動化へ
実証実験には、ロボットの自動制御・解析・外部システムとの連携を行う業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」を活用。点検業務に必要な機能を搭載している。
実証実験は3つの点検について実施された。1つは、SENSYN COREを使用した「石油タンクの点検」で、ドローンの自動航行により防爆エリア外の石油タンクの状況を確認。監視カメラで確認できない箇所での一次スクリーニングの有効活用を確認している。
また、小型ドローンによる「煙突内目視点検」では、内部の塗装の剥がれ具合とひび割れの状況をドローンで撮影し、その成果物が点検の代替になることが分かった。
プラントの保安力・利便性の向上や労働災害の減少へ
次に、水中ドローンを使用した「桟橋点検」では、各設備の状況確認とクラゲネット・桟橋デッキ裏・桟橋海底・配管パイプ裏側の点検を実施。潜水士による水中目視点検や調査、桟橋下の点検作業の代替としての活用を確認した。
センシンロボティクスは、業務アプリケーション・クラウドプラットフォーム・ロボティクスデバイスをワンストップで提供し、インフラの点検や労働人口の減少、災害対策などの課題解決を目指す。
(画像はプレスリリースより)
センシンロボティクス プレスリリース
https://prtimes.jp/a/?c=28447&r=55&f=d28447-55-pdf-0.pdfセンシンロボティクスのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000028447.html▼ 会社概要
センシンロボティクスは、ドローンをはじめとするロボティクス技術で企業や現場が抱える課題などのニーズに合わせ、最適なソリューションを提案する社会インフラDXのリーディングカンパニーである。
社名:株式会社センシンロボティクス
代表取締役:北村 卓也
所在地:東京都渋谷区恵比寿2丁目36番13号 広尾MTRビル7階