▼ ニュースのポイント
①商品開発には消費者の感性に働きかけることが重要
②京王グループの企業・感性AIが、AIを使って感性を追求する新たなマーケティングソリューションを6月から提供。
③同ソリューションはAIが感性価値分析と訴求力向上をサポートする。
人間の感性にもAIを活用
ついに人間の感性追求にもAIが活用されるようになった。
5月26日、京王グループの企業・感性AIが、AIを使って感性を追求する新たな2種類のマーケティングソリューションの提供を6月1日から月額制で提供すると発表した。両ソリューションは、国立大学電気通信大学坂本真樹研究室の特許技術・知財を活用したものという。
試行錯誤が多い商品開発では、ネーミング、パッケージ、キャッチコピーが重要な要素となるため、消費者の感性に働きかけることが必要となってくる。
今回のソリューションでは、感性価値分析や訴求力向上をAIがサポートするため、市場調査コストの軽減や業務効率化を実現できるとしている。
AIで感性価値分析・訴求力向上
今回のソリューションの1つ、「感性AIアナリティクス」では、商品のネーミング、パッケージ、キャッチコピーが消費者に与える印象を、AIが瞬時に定量的に評価して、商品の感性価値を分析する。
分析結果は可視化されるため、競合する商品との印象の違いをすぐに把握することができる。
もう1つのソリューション「感性AIブレスト」では、消費者に与えたい印象を持ったネーミング、パッケージ、キャッチコピーのアイディア候補を、AIが複数提案する。これにより、新しい感性価値を発見できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
感性AI ニュースリリース
https://www.kansei-ai.com/▼ 会社概要
感性AIは、2018年に京王電鉄株式会社と国立大学法人電気通信大学坂本真樹教授との共同出資により設立された。
同社は、電気通信大学坂本研究室の知財を商用利用できる企業として、坂本研究室で培った、言葉と五感・感性との関係性に関する特許技術や知財にAIを融合したソリューションを提供している。
社名:感性AI株式会社
代表取締役:虻川勝彦
所在地:東京都調布市調布ヶ丘1丁目5番地1(電気通信大学内)