▼ ニュースのポイント
①ティアフォーとミナミホールディングスが「AI教習システム」の製品化と合弁会社「AI教習所株式会社」設立に合意。
②指導員に代わる運転教習と技能評価。
③AIが顔の向きを判定、確認行動をリアルタイムに把握
AIと自動運転技術活用で新しい運転教習システム
安全でインテリジェントな自動運転車のための技術を開発するティアフォーは、南福岡自動車学校を運営するミナミホールディングスと「AI教習システム」を製品化し、販売を行う合弁会社「AI教習所株式会社」設立に双方が合意したと、5月14日に発表している。
「AI教習システム」は、自動運転技術とAIを活用した新たな運転教習システム。教習指導員と代わらない運転教育が可能となり自動車教習所での人材不足解消に貢献する。
ドライバーの確認行動をリアルタイムに把握
同システムは、走行位置を正確に把握してタブレットに車両位置をリアルタイムに表示。音声ナビゲーションが指示するコースで教習を行う。自分の運転を俯瞰視点、車内外の映像とコメントで確認できるため効果が期待できる。
さらに、速度超過時や障害物に接近した場合など、危険運転を検知して自動補助ブレーキが作動するので安全性が高い。また、教師が走った経路とドライバーが運転した走行経路の差などから運転技能を評価。1段階修了検定をベースにした60以上の評価項目で熟練の指導員と同じく採点する。
AI教習所は指導員の負担を軽減し、指導に専念できるようAI教習システムを活用した人とAIが助け合う未来の教習所作りをサポートする。
(画像はプレスリリースより)
ティアフォーのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000040119.html▼ 会社概要
ティアフォーは、世界初の自動運転オープンソースソフトウェア「Autoware」を用いた自動運転ビジネスを展開するため、2015年に設立。ラストマイルのドライバーレスモビリティや、ロジスティクスのアプリケーションを初めとしたあらゆる環境にAutowareを適用し、さらに進化させている。
社名:株式会社ティアフォー
代表取締役:武田 一哉
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-3 JRゲートタワー27階