▼ ニュースのポイント
①関西電力とオプテージが姫路第二発電所でスマート保安の実証実験を6月に開始。
②定期的な設備の巡視点検にローカル5Gと4Kドローンを活用。
③デジタル技術を活用した電気保安業務のスマート化へ。
産業保安規制の適切な実施と産業の振興・競争力強化へ
オプテージは、関西電力と姫路第二発電所で構築できる5G(第5世代移動通信システム)と4K対応ドローンなどを活用したスマート保安推進に向け、6月から実証実験を開始する。4月30日、実証実験に必要なローカル5Gの予備免許を取得したと発表している。
火力発電所・LNG基地の屋外設備を、4K対応ドローンと現実世界にバーチャル映像を重ねて表示できるARグラスで撮影した映像を無線で伝送し、中央制御室で監視する。オプテージによると、ローカル5G・4K対応ドローンなどを活用したインフラ監視は日本初の取り組みとなる。
電気の保安業務の効率化や安全性の向上へ
同実証実験が目指すのは、現地で人が実施している定期的な設備の巡視点検をローカル5Gと4Kドローンの高性能な映像で監視することで、異常の早期発見や故障の未然防止すること。
広大な発電所構内でローカル5Gを用いた発電所構内全域の無線ネットワーク化や、ドローン4K映像とサーモ映像・可搬式4K監視カメラ映像による中央制御室での遠隔リアルタイム監視、ARグラス映像による中央制御室での遠隔業務支援を実現化する。
関西電力は、スマート保安の実証実験、効果検証とドローン操縦などの人材育成を、オプテージはローカル5Gシステム、4K対応ドローンとARの構築・運用、さらに電波伝搬などの試験を行う。
(画像はプレスリリースより)
オプテージのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000051725.html▼ 会社概要
オプテージは、電気通信事業、有線一般放送事業、小売電気事業、情報システム、電気通信・放送に関するシステム開発、運用、保守業務の受託を行っている。コンサルティングやシステム開発、クラウド、ネットワークなど幅広いサービスをワンストップで提供する。
社名:株式会社オプテージ
代表取締役:荒木 誠
所在地:大阪市中央区城見2丁目1番5号 オプテージビル