▼ ニュースのポイント
①インテージテクノスフィアが「文意知」をリリース。
②「文意知」はAIがテキスト情報を定量化し、ヒトの解釈が不要。
③「文意知」の活用例。
大量のテキスト情報を読まずに理解・活用できる
インテージテクノスフィアは4月13日、AIがテキスト情報を定量化する技術を開発し、この技術を使ったサービス「文意知(ぶんいち)」をリリースしたと発表した。同サービスを使用することで、大量のテキスト情報の内容を読まずに把握することができるという。
これまで「テキスト情報の見える化」として用いられてきたのは「テキストマイニング」という手法だ。だが、この手法の基本は単語や係り受けの出現頻度の集計で、文章の内容を理解するにはヒトの解釈が必要だった。
今回、同社がリリースした「文意知」では、AIが原文を解読して「伝えたい内容」の抽出を行う。伝えたい内容が同じであっても、文章によって表現方法や詳細性は異なるが、「文意知」では、AIがこれらを解析し、伝えたい内容と各文章の関係性を数値化するのだという。
これにより、「文意知」ではヒトによる解釈が不要となった。
「文意知」を活用して政府の議事概要を分析
今回、同社は「文意知」を使って政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会(専門家会議)」の議事概要を定量化し、専門家がどんな議論をしてきたのかを分析した。
この結果、最も多く議論されてきたのは「感染拡大防止策」で、このうちイベント制限に関するものが最も多く議論されてきたことがわかった。また、議論の内容が徐々に変化していったことなどもわかったという。
(画像はプレスリリースより)
インテージテクノスフィア ニュースリリース
https://www.intage-technosphere.co.jp/20210413-001/▼ 会社概要
インテージテクノスフィアはインテージグループ企業。ITを駆使し、ビジネスインテリジェンス事業のほか、リサーチテクノロジー、データサイエンス、情報システム領域の事業を展開している。
社名:株式会社インテージテクノスフィア
代表取締役:饗庭 忍(あいば しのぶ)
所在地:東京都西東京市谷戸町2-14-11