生産ラインへ本格的に導入することを目指す
4月5日、日本電気はNECプラットフォームズと共に、自社工場にて製造現場の自動化とリモート化に向けた実証実験行ったことを発表した。
この実験は、NECプラットフォームズ甲府事業所にローカル5G環境を作り上げて実施。
ピッキングロボットの遠隔操作や、音声や映像を共有した遠隔操作のサポートが有効か否かを検証した。
今後は実用化に向けて実証規模を徐々に拡大し、生産ラインへ本格的に導入することを目指す。
5Gの活用が不可欠
近年、製造現場ではスマートファクトリー化が加速している。
スマートファクトリーとは一般的に、業務プロセスにITを活用することで省力化し、品質や生産性を向上させるシステムを組み込んだ工場のことを指す。
製造業においては労働力不足への対応や技術の伝承、さらなる生産性の向上を目的に、AIやIoTなどの最先端技術の導入が進んでいる。
このような中では、高速大容量であり低遅延、同時に多数のデバイスに接続可能な5Gの活用が不可欠だ。
そこで今回の実証実験では、日本電気がローカル5Gのコアや基地局などの構築や運用、製造業向けの5Gソリューションの提供を担い、NECプラットフォームズが自社事業所内において実験設備の構築やソリューションの検証を実施した。
(画像はプレスリリースより)
日本電気 プレスリリース
https://jpn.nec.com/press/202104/20210405_02.html