▼ ニュースのポイント
①フィリップス・ジャパンとCogSmartが共同で「BrainSuite」を開発。
②BrainSuiteは脳の健康状態を可視化することができる。
③将来の認知症リスクも評価し、リスク改善方法の提案も可能。
BrainSuiteの販売スタート
4月13日、フィリップス・ジャパンは東北大学発の企業であるCogSmartと共に開発した、「BrainSuite」の販売を開始することを発表した。
2社それぞれが、放射線画像技術や脳医学研究成果を持ち寄ることでできあがったBrainSuiteは、脳ドックなどにプラスして追加検査サービスとして活用することができる。
自分の脳の今と未来がわかる
BrainSuiteは脳ドック用のプログラムとして開発された。
頭部MRI検診などをはじめとした脳ドックなどに同サービスをプラスすることで、脳の健康状態や認知症リスクを可視化することが可能だ。
受診者一人ひとりにフィットした脳の健康維持方法やリスク改善方法などの提案に、その結果を役立てることができるのである。
同プログラムでは、AIが記憶に関する脳領域として知られている海馬の体積を測定し、認知機能テスト「Cantab」などの結果と合わせて、現在の脳の状態や将来の認知症リスクを評価する。
このプログラムは「医薬品医療機器等法」に基づいた医療機器ではない。
そのため、認知症の確定診断や治療サービスではなく、現在の認知機能や脳の健康状態、将来の認知症リスクを評価し、脳の健康維持や認知症予防のためのものだということを頭に入れておく必要がある。
(画像はプレスリリースより)
フィリップス・ジャパン プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼ 会社概要
フィリップス・ジャパンはヘルスケア分野のリーディングカンパニーとして知られている。
病院で使用する先進医療機器からAED、在宅呼吸器、パーソナルヘルスと呼ばれる電動歯ブラシなどのオーラルヘルスケア用品、補聴器、シェーバーや美容機器、キッチン家電まで幅広く手掛けている。
社名:株式会社フィリップス・ジャパン
代表取締役社長:堤 浩幸
所在地:東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル