2つのシステムを一体化して運用する
3月31日、AUTOCAREは自社が提供する「LIFEワークシート」を希望者に無償提供することを発表した。
これまで、高齢者の状態やケアに関するデータを集積するシステム「CHASE」と、通所・訪問リハビリテーションに関するデータを集積するシステム「VISIT」は別々に運用されてきた。
しかし、厚生労働省は新年度からこれまで別々に運用してきたシステムを一体化したシステム「LIFE(Long-term care Information system For Evidence)」の活用を目指している。
この新システムを活用するには、利用者情報を毎月LIFEに提供しなければならない。LIFEにデータを提供するには、Webサイトから一つひとつ入力するか、有償の介護ソフトウェアを使うしか方法がないのが課題であった。
LIFEへの対応は無視することができない
そこで同社は表計算のような方式でLIFEデータを編集可能な、LIFEワークシートを生み出した。
このLIFEワークシートは、Googleスプレッドシートを活用してLIFEデータのCSVファイルを作ることができるシステムだ。
このシステムを活用すると、利用者の名前を選択すれば、被保険番号などが自動入力されるなど、入力の手間を大幅に省くことが可能になる。
LIFEはICT導入補助金を受け取るための要件になっており、「科学的介護推進体制加算」や介護報酬の加算項目にもなっており、多くの事業所にとってLIFEへの対応は無視することができないものとなっている。
(画像はプレスリリースより)
AUTOCARE プレスリリース(PR TIMES)
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