カメラの画像からAIが自動で水位を判定へ
フューチャースタンダードが、「画像認識型河川水位監視ソリューション」を開発・リリースしたと、3月22日に発表している。
国土交通省や各地方自治体は河川カメラなどを設置して、大雨や台風などによる水害の発生抑止に尽力している。しかし一方で全てのカメラを目視で監視することは困難であり、属人的な対応が課題として挙げられている。
そこでフューチャースタンダードがカメラの画像から、AIが自動で河川の水位を判定するソリューションを開発。危険水位などを超えた際に、アラート通知するシステムを構築・提供することで、河川監視の省力化に寄与していく。
深層学習ベースの技術を河川画像の解析に応用
「画像認識型河川水位監視ソリューション」には、セマンティックセグメンテーションと呼ばれる深層学習ベースの技術を利用。自動運転においては画像から車道を識別するほか、医療分野では病変を識別するのに利用されている技術で、今回は河川画像の解析に応用した。
画像認識に利用するモデルは、認識精度を高めるため独自の河川画像データセットを利用して学習を行っており、氾濫注意水位・避難判断水位・氾濫危険水位などは、ブラウザ画面からドラッグ&ドロップで設定が可能。国土交通省仕様のCCTVに対応しているため、専用デコーダーの追加も不要となっている。
(画像はプレスリリースより)
フューチャースタンダード プレスリリース
https://www.futurestandard.co.jp/news/1206/フューチャースタンダードのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000017039.html