分散避難ができる環境を整える
3月26日、バカンは埼玉県久喜市と災害発生時に避難所の混雑情報配信に関する協定を結んだことを発表した。
この協定により、災害発生時には埼玉県久喜市にある58カ所の避難所の混雑状況を、同社が提供する「VACAN」経由で配信することとなる。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するためには、ソーシャルディスタンスの確保が重要視されている。これは、災害発生時に開設する避難所においても例外ではない。
しかし、ソーシャルディスタンスを確保すると、各避難所における収容可能人数が少なくなってしまう可能性がある。そのため、1カ所の避難所に人が集中しないようにする工夫が必要となる。
久喜市は2019年に台風19号の影響で約9,000人の市民が避難したことがあり、近年も避難所が開設される機会が生じていることから、分散避難ができる環境を整えるため、今回の協定締結に至った。
4段階で表示
混雑情報をリアルタイムで配信するプラットフォームであるVACANには、「VACAN Maps」という機能がある。
この機能はマップ上に表示される施設の混雑状況を一目で確認することができるというもの。
今回の協定により、久喜市で災害が発生した時、スマートフォンやパソコンからVACAN Mapsにアクセスすると、各避難所の位置と混雑状況をリアルタイムで確認可能になる。
この避難所の混雑状況は、避難所にいる職員がインターネット上にある管理画面で操作し、更新する。
「満」、「混雑」、「やや混雑」、「空いています」の4段階で混雑状況が表示されるため、利用者は空いている避難所を自分で選ぶことが可能だ。
(画像はプレスリリースより)

バカン プレスリリース(PR TIMES)
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