スタッフの負担軽減と施設運営を効率化
シャープと平和テクノシステムは3月17日、両社が共同開発した介護施設向け集中管理システムの提供を今月から開始したと発表した。
多くの介護施設では、各居室のエアコンや空気清浄機の運転状況を、スタッフが居室を巡回しながら確認している。また、入居者の温度設定変更の要望にも、スタッフが居室に向かい個別に対応しているという。
今回、両社が開発したシステムでは、介護施設内の各居室のエアコンや空気清浄機の運転状況を、管理室で確認・制御することができる。このため、スタッフの負担を軽減できるだけでなく、施設運営の効率化も可能となる。
AIoT対応機器とナースコールシステムを連携
同システムは、シャープのAIoT対応エアコン・空気清浄機と、平和テクノシステムの介護施設向けナースコールシステム「Yuiコール」をクラウド上で連携させている。
これにより、施設内のエアコンなどの運転状況を、管理室にある「Yuiコール」の画面上で、遠隔から管理・制御することが可能となった。
このほか、エアコンなどに内蔵されたセンサーで各居室の温湿度情報を常時取得するため、誤操作を確認でき、室温の異常時にはナースコールにてアラート通知することも可能という。
(画像はプレスリリースより)
シャープ・平和テクノシステム ニュースリリース
https://corporate.jp.sharp/news/210317-a.html