FUSEにて実証実験
3月8日、ゼロワンは静岡県浜松市に位置する『Co-startup Space & Community「FUSE」』において、空間内の空気環境や密状況をモニタリングするためのIoTソリューションの実証実験をスタートする。
実証実験が行われるFUSEは、シェアオフィスやミーティングスペース、業務用トライアルキッチンなど12の機能を備えている。
この機能を活用して、起業家や経営者などが事業アイデアを得て、試行錯誤を繰り返すことで具現化していくための場所だ。
本来であれば、昨年4月の段階でメンバーシップ登録を始める予定だったのだが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期に。今年の3月末までは無料で利用できることになっている。
運営者と利用者にメリットを
経済活動と新型コロナウイルス感染症拡大防止の両方を叶えるのは困難な課題だとされている。
施設を運営する側は、「関係者や利用者から新型コロナウイルス感染者が出ないように」「空気環境が重要なのはわかるが、コントロールが難しい」「密の発生を完全に把握するのが難しい」という意見を持っている。
対して利用者側は、「感染症対策が徹底している場所を使いたい」「席同士が離れたスペースを使いたい」「混雑したところを避けたいが、先に確認する手段がない」という意見がある。
そこで同社は、混雑状況はもちろん、空気環境や密エリアの可視化に着目。複数の要素を一元化して共有する必要があると考えた。
今回の実証実験では、同社が3Dモデルを制作し、空気環境や大まかな人の位置などを可視化する。プライバシーに配慮し、カメラを使用しないモニタリングとしても注目を集めている。
(画像はプレスリリースより)
ゼロワン プレスリリース(PR TIMES)
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