物品管理作業の精度向上と省力化を実現
日立ソリューションズは3月10日、作業現場での作業員の持込持出物品を自動でチェックできる「持込持出物品チェックAIソフトウェア」の販売を開始した。
建設・運輸業界などの点検・保守作業の現場では、作業員の工具の置き忘れによる事故を防ぐため、作業員の入退場の際に、工具の物品管理を1個ずつ目視で行っている。
AIの事前学習不要!
今回のソフトウエアでは、画像認識AIを活用することでこの物品管理作業を自動化した。これにより、管理者の業務負担や作業員の待ち時間を低減することが可能となった。
画像認識AIは、作業員が作業現場に入る際に持ち込んだ物品の画像と、退場時に持ち出す物品の画像を比較することで、置き忘れや余分な持ち出しのチェックを行う。
AIは、ハンマーやドライバーなどの一般的な工具の画像をすでに学習済みのため、事前学習は不要。ソフトウエアをパソコンにインストールするだけですぐに利用できる。また、特殊な物品を判定したい場合は、AIに追加で学習させることも可能という。
このソフトウエアは、同社での実証実験でも物品の増減を正確に判定したとしている。
(画像はプレスリリースより)

日立ソリューションズ ニュースリリース
https://www.hitachi-solutions.co.jp/