Revorfへの期待
3月8日、i-nest capitalはRevorfへ投資を行ったことを発表した。
i-nest capitalは社会課題の解決や新産業の創造をサポートするベンチャーキャピタル。
この企業は投資領域を、ITを活用するベンチャー企業、デジタル化することによって飛躍する企業に定めており、今回はアンメット・メディカル・ニーズの解決に尽力するRevorfへの期待から投資するに至った。
Revorfは投資された資金を研究費や人件費に充て、データ収集や特許取得などを進める見通しだ。
RNAの解析に尽力
「アンメット・メディカル・ニーズ」それは、治療法や診断方法が未だ確立されていない疾患に対する医療ニーズのことを指す。
具体的に示すと、がんやアルツハイマー症などの重篤な疾患をはじめ、偏頭痛や不眠症などの生命に支障はないが患者から強く治癒を求められる疾患、患者数が極めて少ない希少疾患などに対する医療ニーズのことだ。
バイオベンチャーであるRevorfは、AIを使ったバイオインフォマティクスで、未だ解明されていない遺伝子から新たな疾患関連遺伝子を探しだす医療技術基盤確立を目指す。それは、アンメット・メディカル・ニーズの解決につながると考えている。
今のゲノムデータ解析ではDNAを扱うものが多い。がんの転移予防や後天的な疾患予防にはRNAの解析が重要視されているのだが、未だ解明されている部分が多いというのが現状だ。
Revorfは遺伝子解析プログラム「TIGER」でRNA情報を解析し、AIも活用することで、疾患の原因となる遺伝子を突き止めることを目標に据えている。
(画像はプレスリリースより)

i-nest capital プレスリリース
https://www.i-nestcapital.com/news/210308.html