健康観察と負担軽減を両立させる
2月19日、サイバーリンクはジェーミックスが今月7日からスタートした、学校教育現場における「エモーショナルセンシング:顔いいね」の概念実証試験に、AI顔認証エンジン「FaceMe」を提供したこと発表した。
このエモーショナルセンシング:顔いいねは新潟県の新型コロナウイルス感染症対策革新的システム・技術等創出事業に選ばれて開発しており、児童生徒の健康観察を行うとともに、教員の負担軽減を目的にしている。
カメラに映るだけで検出
学校では児童生徒が集団生活を送っている。
児童生徒一人ひとりの悩みや問題を素早く察知することが求められているが、教員が児童生徒一人ひとりに付き切りで対応することは不可能に近い。
また、今は新型コロナウイルス感染症の影響により、3密を避けたコミュニケーションが求められている。
人の印象は視覚的な情報によるところが大きいとされているが、マスクを着用して顔の半分以上が隠れた状態では、教員が児童生徒の変化に気づきにくい状況になっている。
そこで、ジェーミックスは児童生徒の管理から健康観察にAI顔認証を用いて教員の負担軽減を提案。
エモーショナルセンシング:顔いいねは、カメラに映ると赤外線サーモグラフィで体表面温度測定を行い、年齢から性別、感情など顔に関する情報を検出可能だ。
今回の実証実験は新潟県上越市に位置する上越市立飯小学校にて実施される。
(画像はプレスリリースより)

サイバーリンク プレスリリース
https://jp.cyberlink.com/jpn/press_room/view_4714.html