地域の移動サービスの課題解決へ
オートバックスセブンは2月10日、「IoTプッシュボタンによるタクシー配車実証実験」を2月15日から大分市にて実施すると発表した。
現在、過疎化に悩む地域では、公営バスやタクシーなどの移動サービスの維持が難しくなり、自家用車や携帯電話を持たない高齢者の移動手段を確保することが喫緊の課題となっている。
同社では、地域活性化に関する包括連携協定を大分県と締結し、大分県の地域活性化に取り組んでいる。今回の実証実験は、大分県の地域における移動サービスの課題解決に向けて実施される。
高齢者も簡単! ボタンを押すだけで配車
実験は2月15日(月)~3月12日(金)、地域の高齢者に、GPS機能を搭載した「IoTプッシュボタン」を4台配布して行われる。
「IoTプッシュボタン」は、大きさ9.7cm×3.7cm、重さ40gとコンパクトで持ち運びしやすく、ボタンを押すだけで配車依頼ができる。このため、携帯電話を持っていない人や機器に不慣れな人も、タクシーの配車依頼が可能という。
また、体調不良など緊急時の呼び出しにも利用でき、高齢者の見守りサービスとしても活用できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
オートバックスセブン ニュースリリース
https://www.autobacs.co.jp/ja/news-202102101400.html