エッジAIシステムの構築を目指す
2月4日、LeapMindとEIZOは「Efficiera」の共同性能評価が完了したことを発表した。
EIZOは昨年8月に視認性向上システム「DuraVision EVS1VX」を発売している。そこへ超低消費電力AI推論アクセラレータIPであるEfficieraを実装して、共同性能評価を行っていた。
Efficieraの有用性を評価
DuraVision EVS1VXは、HDMI端子を使ってビデオレコーダーやカメラと接続することができる。
撮影した映像から補正が必要な情報をピックアップし、視認性向上処理を行って認識しやすくしてから、接続したモニターへリアルタイムで表示するシステム。
利用シーンに沿った設定を使い分けることが可能であり、特定の範囲だけ映像を補正することも可能だ。
このシステムを利用して人の目で確認を行う場合、監視者が異常を発見しやすくなるというメリットがある。
また、AI検知を行う場合では、AIが異常を検知しやすくなるというメリットがある。
EfficieraはFPGAデバイスやASIC/ASSPデバイスの回路として動く、CNNの推論演算処理に特化している超低消費電力AI推論アクセラレータIP。
この製品を利用すると、電力や放熱、コストなどの技術上の課題を解決することができる。
今回の共同性能評価では、DuraVision EVS1VXにおけるEfficieraの有用性が評価された。
(画像はプレスリリースより)
LeapMind プレスリリース
https://leapmind.io/news/content/7109/