ワクチンの効率的かつ大規模な展開をサポート
セールスフォース・ドットコムが、安全・効率的なワクチン業務管理ソリューション「Work.com for Vaccines」をリリースしたと、2020年10月1日に発表している。
アメリカ・サンフランシスコでは、新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンを実施する準備をしており、人類史上最大規模になると予想されている。この困難を極めるであろう大規模なワクチン摂取を、安全かつ効率的に配布するプロセスを管理するため、同社が今回、「Work.com for Vaccines」をリリースした。
同ソリューションは、従業員の健康管理、シフト管理、コンタクト・トレーシングなどのテクノロジーを搭載し、企業などが職場やコミュニティの安全性を高めるために既に利用している「Work.com」の拡張機能だ。
エンドツーエンドのワクチン管理プラットフォームの設計・構築などを可能にするほか、同社のCustomer 360プラットフォームを活用することで、ワクチンへの需要と初期の供給量に大きな差を最小限に抑え、配送や物流の問題がサプライチェーンの中断を起こすことのないように管理できるようにする。
「ワクチン接種予約スケジューリング」などの機能を搭載
「Work.com for Vaccines」には、包括的にワクチン管理データの確認が可能なダッシュボード「公衆衛生コマンドセンター」や、適切なワクチン投与量や注射器の数、PPEの在庫レベルの確保・維持に役立つ「ワクチン在庫管理」といった機能を搭載。
ほかにも、ワクチン接種後の健康状態・結果に関するデータが集められる「ワクチン接種結果モニタリング」や、臨床医が適格性を決定、優先順位をつけられるようにしてワクチン接種の予約を簡単にスケジュールできる「ワクチン接種予約スケジューリング」などがある。
同ソリューションは、各公的機関や民間医療機関の独自の要件に基づいて価格設定がされる。
(画像はプレスリリースより)
セールスフォース・ドットコム プレスリリース(2021月1月27日)
https://www.salesforce.com/news/press-releases/セールスフォース・ドットコム プレスリリース(2020月10月1日)
https://www.salesforce.com/