行政情報を高齢者へ素早く届けるための実証実験
2月1日、チカクは大阪府泉大津市と共同で実施していた実証実験の最終報告書を公開した。
この実験は同社が開発した「まごチャンネル」を使って、行政情報を高齢者へ素早く届けるというもであった。
地域コミュニティの機能強化に活用できるのではないか
新型コロナウイルス感染症の影響による外出の自粛から、地域住民同士でふれあう機会やつながる機会が急激に減少している。
そのような中で、インターネットを使わない高齢者へ行政情報をいかにして届けるかが大きな課題となっている。
チカクが開発したまごチャンネルは、インターネット環境がなくても写真や動画をテレビに送信することができるサービス。
子供がスマートフォンで撮影した写真や動画を、離れた実家のテレビに直接送信することが可能だ。
このサービスはITが苦手でも簡単に使うことができるところが大きなメリットであり、泉大津市は地域コミュニティの機能強化に活用できるのではないかと考えた。
10名の高齢者が協力
今回の実験は10名の高齢者がモニターとして協力。
「高齢者がまごチャンネルを活用できるか否か」という検証項目では、「問題なく操作することができた」という結果になり、「まごチャンネルを活用した情報伝達によって、高齢者の行動に変化が起きるか否か」という検証項目では、「コンテンツによって差があるが、行動に変化が起きた」という結果になった。
今年の2月から第2期実証実験をスタートする予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
チカク プレスリリース(PR TIMES)
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