コロナ禍の需要・来客予測精度を向上
NTTデータは1月15日より、同社が提供する地図配信サービス「BizXaaS MaP」にて、「モバイル空間統計人口分布統計(リアルタイム版)」の配信サービスを提供開始した。
人々の行動予測が難しいコロナ禍においては、人々の動きや属性情報(性・年代・居住地)をリアルタイムに把握することがより重要になっている。今回のサービスは、日本全国の人口データを1時間のリードタイムで配信するというものだ。
サービス概要
同サービスは、地図情報システム「BizXaaS MaP」の配信基盤を通して提供され、1時間前の街の動きを視覚的に確認することができる。位置情報コンテンツとの重ね合わせや、既存のシステムと連携することで、需要や来客予測の精度をより高めることが可能となる。
人口分布だけでなく、属性情報(性・年代・居住地)も確認できるため、いつ・どの場所に・どんな人が・どこから来ているのかということまで把握することができる。
例えば、自治体やイベント開催業者では、利用者数のデータと組み合わせて、感染予防に配慮した情報公開を行うことができる。
小売り・流通企業や飲食店は、店舗周辺の人口変動データから来店数を予測でき、発注・在庫管理や仕込み量の調整、閉店間際の割引率の最適化などが可能となる。また、製造業などでは、生産量・流通量の最適化を実現することができる。
(画像はプレスリリースより)

NTTデータ ニュースリリース
https://www.nttdata.com/jp/release/2021/011500/