デジタリストニュース
 デジタリストニュース

東芝がインフラ分野の専門文書を高精度に理解する文書理解AIを開発 保守点検の迅速化・効率化と予防保全の実現へ

新着ニュース30件






























東芝がインフラ分野の専門文書を高精度に理解する文書理解AIを開発 保守点検の迅速化・効率化と予防保全の実現へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
▼ ニュースのポイント
①東芝がインフラ分野の専門文書を理解する文書理解AIを開発。
②一般用語と専門用語を少ない計算リソースで学習できる。
③検証では正解率89%で抽出し、学習時間を約97%削減。

「攻めの保守」実現を目指す
 東芝は3月13日、工場やプラントなど、インフラ分野の専門的な文書を高精度に認識する文書理解AIを開発したと発表した。

文書理解AI


 インフラの保守点検では、対象設備に関する知識や過去の保守点検の経緯を把握する必要があるが、これらの専門データは、保守点検に活用できるほど十分に整理されていないという。

 また、文書を理解する汎用言語モデルは計算規模が大きく、インフラ保守の現場では計算リソースの確保が難しかった。

 今回のAIは、一般用語と専門用語を少ない計算リソースで学習でき、専門的な文書を高精度に理解する分野特化型の文書理解AI。

 従来のAIでは認識できなかった熟練者の経験・知識が集積された専門データも活用でき、過去のトラブルやその対策などを高精度に抽出できる。これにより、インフラの事後保全の迅速化・効率化や予防保全を実現できるとしている。

正解率89%で抽出
 同社では、電力設備の保守点検記録から、トラブルに関する表現を抽出する言語解析試験にて、同AIの有効性を検証。検証では、AIが学習時に使用する文書量を従来手法の1/100とした。

 その結果、保守員が「対策」実施について記載した場所を正解率89%で抽出し、実用水準とされる正解率90%に迫る値となった。また学習時間は5時間となり、大規模な汎用言語モデルを使った従来手法の約1週間から約97%削減できることを確認したとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東芝 ニュースリリース
https://www.global.toshiba/jp/


▼ 会社概要
東芝は、東芝グループ中核の総合電機メーカー。

社名:株式会社 東芝
代表取締役:島田 太郎
所在地:東京都港区芝浦1-1-1


Amazon.co.jp : 文書理解AI に関連する商品
  • ネルプがAI人物画像生成ソフト「Zoe」を活用した法人向けサービスを提供開始 生成したAI人物画像を広告コンテンツに活用できる(7月1日)
  • パナソニックが自動計量IH炊飯器「SR-AX1」を発売、独自の計量技術やIoT技術で全自動化(6月30日)
  • XAION DATAが「AUTOHUNT」に新機能を追加 ChatGPTを活用した3つの機能を実装(6月30日)
  • コチラエが「KOCHILAE」をリリース ショッピングセンターや商店街などでの買い回りを支援するクーポン発行プラットフォーム(6月30日)
  • エルイズビーが現場写真共有アプリ「タグショット/タグアルバム」をリリース 撮るだけでタグが付きクラウド上に自動で保存・分類・共有(6月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    アクセスランキング トップ10










    特集
    お問い合わせ