▼ニュースのポイント
①YE DIGITALは3月から、自社が提供する「Milfee」のLoRa親子通信モデルを提供スタートする。
②Milfeeは、畜産現場において、飼料タンクの残量を管理システムするシステム。
③Milfee LoRa親子通信モデルでは、インターネット環境がある事務所に「親機」を設置し、タンクに「子機」を設置することで、親子通信を行う。
携帯電話回線がつながらない農場へ朗報
2月28日、YE DIGITALは3月から、自社が提供する「Milfee」のLoRa親子通信モデルを提供スタートすることを発表した。
Milfeeは、畜産現場において、飼料タンクの残量を管理システムするシステムだ。
牛や豚、鶏などを肥育する畜産現場では、飼料を大きなタンクで保管している。これまで、飼料の残量はタンクのはしごを登って、目で確認するしかなかった。
しかし、同社のMilfeeの登場によって、状況が変わった。同ソリューションを使うと、センサーがタンク内の飼料残量を計測し、携帯電話回線でクラウドにデータを送信する。
そのような中、同社の調査によると、約20%の農場では携帯電話回線がつながらないことが判明。そこで、携帯電話回線が使えなくても利用可能なモデルとして、Milfee LoRa親子通信モデルを開発した。
すでに実証済み
Milfee LoRa親子通信モデルでは、インターネット環境がある事務所に「親機」を設置し、タンクに「子機」を設置することで、親子通信を行う。
この通信によって、携帯電話回線がつながりにくい地域でも、飼料管理をIoT化することができる。飼料タンクに設置する子機には電池を採用しているため、電源工事をする必要はない。
この親子通信モデルは、携帯電話回線がつながりにくい12カ所の農場において実証実験を行っており、タンク内の子機からクラウドへデータが送信されることを実証済みだ。
(画像はプレスリリースより)
YE DIGITAL プレスリリース
https://www.ye-digital.com/▼会社概要
IoTソリューションやビジネスソリューションの提供、サービスビジネスを手掛ける企業。
会社名:株式会社YE DIGITAL
代表:玉井 裕治
本社所在地:福岡県北九州市小倉北区米町2丁目1番21号 APエルテージ米町ビル