▼ニュースのポイント
①FRONTEOは「Cascade Eye ver. 1.4」をリリースした。
②Cascade Eyeは、分子や遺伝子の関係を可視化するため、創薬のターゲット探索を効率化する。
③今回リリースしたCascade Eye ver. 1.4には、遺伝子リストをCSV出力する機能を追加した。
注目を集めている創薬支援AI
2月20日、FRONTEOは「Cascade Eye ver. 1.4」をリリースした。
「Cascade Eye」は同社の自然言語解析AIエンジン「Concept Encoder」を利用し、医療情報や論文を解析し、分析したい疾病に関わる遺伝子や分子をパスウェイマップで表示するAIシステムである。
創薬プロセスにおいて、疾病に関するターゲットを探索する作業は、生半可なものではない。また、人が行う情報探索には作業量の限界があり、属人的なアプローチになるリスクがあり、網羅的な分析が難しいという課題があった。
Cascade Eyeでは、分子や遺伝子の関係を可視化するため、創薬のターゲット探索を効率化できる。
それだけでなく、既存薬を別の疾患へ転用できる可能性や、未発見のバイオマーカーを同定、有効な治療方法が見つかっていない病気に関する研究などにも活用できるのではないかと注目を集めている。
ユーザーの要望に応えて機能追加
今回リリースしたCascade Eye ver. 1.4には、遺伝子リストをCSV出力する機能を追加した。
この機能は、ネットワーク生成後に「CSVボタン」をクリックすると、遺伝子リストをCSVファイルでダウンロードする。
この機能追加により、研究者同士による解析結果の共有が、これまで以上に容易に行えるようになった。
また、遺伝子検索などの操作性も向上している。
(画像はプレスリリースより)
FRONTEO プレスリリース
https://www.fronteo.com/20230220▼会社概要
AIソリューション事業やリーガルテックAI事業などを手掛ける企業。
会社名:株式会社FRONTEO
代表:守本 正宏
所在地:東京都港区港南2-12-23 明産高浜ビル