▼ニュースのポイント
①日本アイ・ビー・エムは自社が提供しているAIを活用した外観検査システムが、キョーラクの栗東工場における検品工程に昨年1月から導入されており、今年の1月から本格稼働。
②キョーラクは、プラスチック成形のパイオニアとして知られており、ハクリボトルの製造も行っている。
③ハクリボトルは需要が増えているものの、二重構造になっているため、従来のボトルよりも不良品の識別が難しい。
ハクリボトル製造ラインの検品を無人化
1月23日、日本アイ・ビー・エムは自社が提供しているAIを活用した外観検査システムが、キョーラクの栗東工場における検品工程に昨年1月から導入されており、今年の1月から本格稼働していることを発表した。
今回の本格稼働により、キョーラクのハクリボトル製造ラインの検品を無人化することが叶った。
リアルタイムでの検査を実現
キョーラクは、プラスチック成形のパイオニアとして知られている企業だ。近年、需要が急増しているハクリボトルの製造も行っている。
このハクリボトルは、鮮度をキープする性能が優れており、使いたい分量だけ出したり、中身が減っても自立できたりと、キョーラク独自の技術を用いて生産されており、幅広い分野で活用されている。
同ボトルは需要が増えているものの、二重構造になっているため、従来のボトルよりも不良品の識別が難しい。そのため、キョーラクでは検査装置では検出できない不良を認識可能な担当者が目視で検査を行ってきた。
ハクリボトル製造ラインは24時間休まず稼働しているが、検査員を確保できない時は、工場ラインを止めなくてはならないため、最終検査の無人化が求められていた。
AIを活用した外観検査システムを導入することによって、複雑な様相の不良も自動で検出できるようになった。また、製品生産のスピードを落とすことなく、リアルタイムでの検査を実現している。
(画像はプレスリリースより)
日本アイ・ビー・エム プレスリリース
https://jp.newsroom.ibm.com/2023-01-23-Kyoraku-IBMJ-AI▼会社概要
情報システムに関わる製品やサービスを提供する企業。
会社名:日本アイ・ビー・エム株式会社
代表:山口 明夫
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町19-21