▼ニュースのポイント
①カナミックネットワークの「業務時間見える化ツール」が、全国老人福祉施設協議会が実施した「全国老施協版介護ICT導入モデル事業」に活用された。
②全国老施協版介護ICT導入モデル事業は、介護ICT導入モデルの構築を目指すもの。
③業務時間見える化ツールは、効率的に時間観測を行えるよう、タブレットやスマートフォンを活用した、クラウドのタイムスタディ調査ツール。
介護現場へのICT導入で生産性向上を目指す
1月27日、カナミックネットワークは自社が提供する「業務時間見える化ツール」が、全国老人福祉施設協議会が実施した「全国老施協版介護ICT導入モデル事業」に活用されたことを発表した。
全国老施協版介護ICT導入モデル事業とは、全国8カ所の指定された施設において、ICT機器を導入し、介護業務のタイムスタディを導入前後で比較することで、介護現場にはどのようなICT機器を用いると効果的であるかを検証し、介護ICT導入モデルの構築を目指すというもの。
最終的には、このモデルをさまざまな介護施設に普及させることで、介護現場の生産性を向上させていくことが狙いだ。
タイムスタディを簡単に測定できるツール
仕事にかかる時間を正確に測定する分析方法は「タイムスタディ」と呼ばれており、同社が提供する業務時間見える化ツールは、タイムスタディを簡単に測定することができるサービスである。
タイムスタディでは、作業のサイクルを数回繰り返し、その作業に必要な時間を決定する。時間測定にはストップウォッチを使うことが多いが、手間や人的工数が大きいという課題があった。
そこで同社は、ストップウォッチよりも効率的に時間観測を行えるよう、タブレットやスマートフォンを活用した、クラウドのタイムスタディ調査ツールとして、業務時間見える化ツールを開発。
同ツールは、業務分析が自動で集計されるため、削減すべき業務を見出すことにもつながる。
(画像はプレスリリースより)
カナミックネットワーク プレスリリース
https://www.kanamic.net/▼会社概要
介護・医療分野へASPサービスや情報提供業務を手掛ける企業。
システムインテグレーション業務やシステムソリューション業務なども手掛けている。
会社名:株式会社カナミックネットワーク
代表者:山本 拓真
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階