▼ ニュースのポイント
①シーエスコミュニケーションが低コストで「無人レジ化」が可能な「エッジIRリーダー」を発表。
②「エッジIRリーダー」では、一般のカメラをAI実装して商品を読み取り、POSレジとの連携で自動会計を可能とする。
③「エッジIRリーダー」は2023年春から提供される。
バーコードとRFIDの課題を解決
シーエスコミュニケーションは12月22日、一般の設置カメラとエッジネットワーク技術を用い、バーコードなしで無人レジを実現する「エッジIRリーダー」を2023年春から提供すると発表した。低コストで導入でき、多くの店舗の人手不足を解消できるとしている。
ほとんどの商品で用いられているバーコードは、バーコードリーダーで読み取る必要があるため無人化が難しく、RFタグで商品を自動認識するRFIDは導入コストが高いという課題がある。
市販のカメラをAI実装しAI分析 POSレジも連携
今回の「エッジIRリーダー」は、一般の設置カメラをAI実装するエッジネットワーク技術とエッジコンピューティング技術を用いて商品をAI分析し、POSシステムを連携することで無人レジを実現するというもの。
AIカメラから読み取ったデータはエッジコンピューティング技術により高速で処理され、「エッジIRリーダー」では、従来5~6秒かかっていた動画認識を、わずか0.2秒で高精度に認識する。
また、AI実装されたカメラは一般のカメラ8台分の性能があり、カゴに入った商品を自動認識するため、商品認識AIとPOSレジとをAPI連携することで自動会計が可能となる。
これにより、人件費を削減できるだけでなく、市販のカメラをAI実装するため初期費用やランニングコストも大きく削減できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
シーエスコミュニケーション プレスリリース
https://www.cs-com.co.jp/news/news_20221222.html▼ 会社概要
シーエスコミュニケーションは、AI、IoT、クラウドなどDXに関わるシステムインテグレーター企業。
社名:株式会社シーエスコミュニケーション
代表取締役:牧草 亮輔
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア 8F