▼ニュースのポイント
①エルピクセルは「医用画像解析ソフトウェアEIRL Colon Polyp」の提供を開始した。
②日本では、大腸がんの罹患率や死亡率が上昇傾向にある。
③大腸がんの早期発見において、大腸内視鏡検査が重要視されているが、検査を行う医師の技術に頼っている部分が多い。
大腸がんの罹患率や死亡率が上昇傾向
12月9日、エルピクセルは「医用画像解析ソフトウェアEIRL Colon Polyp」の提供を開始したことを発表した。
このソフトウェアは、大腸ポリープ候補の検出をサポートするものであり、カイゲンファーマが総代理店として販売窓口になる。
日本では、大腸がんの罹患率や死亡率が上昇傾向にある。
2019年に日本で診断されたがん症例の中で、大腸がんが占める割合は最も多かった。また、がんが原因の死亡数の中では、肺がんが最も多く、次いで多いのが大腸がんであった。
そのため、大腸がんの予防や早期発見が求められているのである。
検出をサポートしつつ、検査の邪魔にならない
大腸がんの早期発見において、大腸内視鏡検査が重要視されている。全大腸内視鏡検査でスクリーニングを行い、予防的腺腫性病変を切除することで、大腸がんの罹患率や死亡率を抑えることが可能であるという研究結果も示されている。
しかし、大腸内視鏡検査は検査を行う医師の技術に頼っている部分が多い。
そこで、医用画像解析ソフトウェアEIRL Colon Polypを活用すると、AIが自動的に大腸内においてポリープを発見し、ボックスで囲って、検査医へ知らせてくれる。
同ソフトウェアは、大腸ポリープ候補の検出をサポートしつつ、検査の邪魔にならないよう、医師が使いやすいようにこだわって開発している。
(画像はプレスリリースより)
エルピクセル プレスリリース
https://lpixel.net/news/press-release/2022/10695/▼会社概要
研究事業や研究者支援事業、インターネット関連事業、ソフトウェアの企画や研究、設計、開発、製造から販売までを手掛けている企業。
会社名:エルピクセル株式会社
代表:島原 佑基・鎌田 富久
所在地:東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル 6F