▼ ニュースのポイント
①AWSが「Demystifying Data 2022 - データ活用の最新動向」を公開。
②日本企業のデータ成熟度は77%が「ベーシック」または「初級」に留まる。
③データ成熟度向上への課題トップは「予算不足」。
データ活用で平均8.5%の年間収益増へ
アマゾン ウェブサービス ジャパンは12月12日、調査レポート「Demystifying Data 2022 - データ活用の最新動向」を公開した。同レポートでは、日本の企業はデータを活用することで年間収益の平均8.5%増を見込める可能性があるとしている。
今回のレポートでは、日本の企業の管理職511人を対象に、データ利活用で得られるメリットや、データ成熟度(組織が生成したデータの利活用度)について調査。
データ成熟度は、「ベーシック(基礎)」「初級(データ戦略が不在または限定的)」「中級(その都度の目的のためにデータを分析)」「上級」「マイスター」の5段階で評価している。
データ成熟度向上への課題 「予算不足」41%
調査の結果、日本の企業は、データの利活用で得られるメリットとして、「生産性の向上」46%、「リスク軽減」39%、「営業費用の削減」35%を挙げていた。
しかし、日本の企業のデータ活用成熟度は、77%が「ベーシック」または「初級」に留まっていることがわかった。
成熟度が「上級」・「マイスター」となった割合が最も高い業種は、「情報・メディア・通信業」で27%となり、次いで「ヘルスケア・社会福祉」20%、「金融・保険」19%の順となった。一方、「上級」・「マイスター」の割合が最も低い業種は「卸売業・製造業」で10%未満だった。
日本の企業がデータ成熟度を高める上での課題として最も多く挙げていたのは「予算不足」で41%となり、次いで「データ品質の低さ」37%、「人材不足」37%を挙げていた。
(画像はアマゾン ウェブサービス ホームページより)
アマゾンジャパン プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001615.000004612.html▼ 会社概要
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