▼ニュースのポイント
①North Handは新サービスである「N-SYSTEM-ai」を12月10日から提供開始する。
②新サービスは、介護施設内で最も多い、転倒や転落事故を検知して予防につなげるものである。
③転倒を予防するには、身体的な要因と環境的な要因を多角的に評価や検証を行う必要があり、そのためには転倒した状況を正確に把握することが重要だ。
新サービスを提供開始
12月8日、North Handは新サービスである「N-SYSTEM-ai」を12月10日から提供開始することを発表した。
介護業界では、人材不足が大きな課題となっている。また、介護業務は、スタッフの経験や勘を頼りにして利用者に対応していることが多いため、どの業務にどれだけ時間を使っているかなどを定量的に把握することが難しい。
そのような問題を解決すべく、同社は介護現場のDX化を推し進めることに尽力している。
今回提供開始する新サービスは、介護施設内で最も多い、転倒や転落事故を検知して予防につなげるものである。
事故の発生を減らすことが課題
介護施設内において発生する事故の6割以上は、転倒・転落・滑落事故であり、介護業界ではこのような事故の発生をどのように減らしていくかという課題に直面している。
転倒を予防するには、身体的な要因と環境的な要因を多角的に評価や検証を行う必要があり、そのためには転倒した状況を正確に把握することが重要だ。
N-SYSTEM-aiは同社が提供している介護記録システム「N-SYSTEM-Care」と、米国のVoxelaが提供する事故検知・防止サービス「Voxela VCare」を連携させたもの。
AI画像解析技を搭載したVoxela VCareが、利用者の転倒を検知すると、N-SYSTEM-Careへ自動で通知が届き、介護従事者はパソコンやスマホで転倒時の映像をすぐに確認して対応することができる。
現場職員の負担を軽減しつつ、事故発生状況をすぐさま検証することができるため、事故の予防につながるのではないかと期待が寄せられている。
(画像はプレスリリースより)
North Hand プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
システム規格設計やシステム販売、コンサルティング業務などを手掛けている企業。
会社名:株式会社North Hand
代表:北村 聡
所在地:広島県安芸郡府中町柳ヶ丘16-7