▼ ニュースのポイント
①TRUST SMITHがRENATUS ROBOTICSの自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」の提供を開始。
②RENATUSは水平2方向に特化した高速シャトルによる次世代GTP.
③世界初のワンストップ梱包で高いピッキング効率を実現。
高効率・低コスト・低リスクのシステム
東大発AIベンチャーのTRUST SMITHは11月24日、TRUST SMITHグループからカーブアウトしたスタートアップ企業RENATUS ROBOTICSの自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」の提供を開始した。
物流倉庫では自動システム化が進んでいるが、課題もある。
Amazon Roboticsが提供する地上走行AGVの移動式ラックは、保管効率が悪く、ピッキング作業では荷物をラックから探し出す必要がある。また、Exotecの提供する3次元走行AGVは面積効率に優れるが、コスト面や効率の低さ、故障リスクに課題があった。
世界初の「ワンストップ梱包」
今回開発されたRENATUSは、これらの課題を解決する高効率・低コスト・低リスクの次世代倉庫システムで、水平2方向に専用シャトルが高速走行する次世代GTP(貨物を作業者の場所や、棚入れする場所まで運ぶ物流ロボット)。
3次元ではなく水平2方向に特化することで、故障しにくく安価で業界最速の輸送を実現。独自システムとローカル5Gによる安定した高速通信で、2000台の同時制御も可能とした。
また、従来のGTPとは異なる「ワンストップ梱包」で、ピッキング・集約・梱包を1度に可能とした。このため作業者は、コンテナから探したり迷ったりせずに、ピックした荷物を出荷用の段ボールに繰り返し入れるだけという。
これにより、人が倉庫を歩き回ってピッキングするのに比べ、約20倍高速化することができた。
さらに、バッファ装置やベルトコンベアなどの設備削減で、面積効率が大幅に向上し、コンテナ100万箱以上を1拠点に高密度で保管することを可能とした。
(画像はプレスリリースより)
TRUST SMITH プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000049040.html▼ 会社概要
TRUST SMITHは、「より良い未来の為に」を実現する東大発AIベンチャー。
社名:TRUST SMITH 株式会社
代表取締役:大澤 琢真
所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル7F
▼ 会社概要
RENATUS ROBOTICSは、TRUST SMITHグループからカーブアウトしたスタートアップ企業で、物流倉庫を中心に完全無人倉庫をグローバルに提供している。今後はRENATUS ROBOTICS Inc.を米国本社とし、RENATUS ROBOTICSは日本支社となって国内の物流企業へのソリューション提供を展開する。
社名:RENATUS ROBOTICS 株式会社
代表取締役:大澤 琢真
所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル7F