▼ ニュースのポイント
①TRUST SMITHが研究・開発してきたAI・ロボティクス技術を活用して宇宙産業へ参入。
②無人ロボット技術での月面上の実験施設建設を目指す。
③宇宙空間で行われる作業を自動化・効率化。
民間化・商用化される宇宙産業
さまざまな技術領域で独自製品の研究・開発を進めるTRUST SMITHが、自社のAI・ロボティクス技術を応用した無人ロボット技術で、月面上の実験施設の建設を目指すことを11月22日に発表している。
宇宙産業の課題解決へプロダクトを開発
TRUST SMITHは、アルゴリズムの開発や自律搬送ロボットの機体開発、自動倉庫を構成する棚の製造技術など、ハードウェア開発の技術を組み合わせ宇宙空間で行われる作業の自動化・効率化を行う。
宇宙ステーション外では、動的に環境が変化する極限環境下でのアームロボットによるロバストな自動ピッキングで安全・安定した作業が可能。
軌道上サービスでのドッキング・寿命延長・修理・メンテナンス作業には、自動航行ドローンと画像認識アルゴリズムを活用。宇宙機やステーション街などの故障検知システムによる点検の自動化を図る。
多様な車両を自動運転するアルゴリズムを活かし、外乱を想定した極限な環境での月面探査機の自動運転は、月面探査や基地開発作業に活用できる。
宇宙ロボット市場は2027年に約60億ドルと予測
SpaceXによるロケット打ち上げ成功やGITAIによる宇宙用作業ロボットの開発など、民間企業による商用目的での宇宙開発が進む近年、テクノロジーの発展でコスト低減が可能となり宇宙産業が民間化・商用化されている。
TRUST SMITHは、自動運転や経路計画、物体認識、データ分析など、これまで研究・開発してきたアルゴリズムやハードウェア開発の技術を組み合わせ、宇宙空間での作業リスクや課題を解決するプロダクトを開発し人類の進歩に貢献していく。
(画像はプレスリリースより)
TRUST SMITH プレスリリース
https://www.trustsmith.net/2022/11/22/news_221122/▼ 会社概要
TRUST SMITHは、AI・数理アルゴリズム・ロボティクス分野の最先端テクノロジーを活用し、企業や社会が抱える課題に向き合い、イノベーションを創造する東京大学発のAIベンチャー企業。
社名:TRUST SMITH株式会社
代表取締役:大澤 琢真
所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル701