▼ニュースのポイント
①パイオニアの「Piomatix LBS API」が、電脳交通のクラウド型タクシー配車システムに選ばれた。
②電脳交通がこれまで使用していた経路探索APIは、最短距離を優先しており、タクシー運行に適さない道路を選ぶことがあった。
③Piomatix LBS APIのルート探索APIを配車システムに連携することによって、タクシードライバーの感覚に近いルートを選べるようになる。
タクシー運行に適した道路を選択できるように
11月30日、パイオニアは自社が提供する「Piomatix LBS API」が、電脳交通のクラウド型タクシー配車システムに選ばれたことを発表した。
Piomatix LBS APIは、モビリティAIプラットフォームサービスであり、今後は電脳交通のタクシー配車において、運行ルートの作成から、距離や所要時間の計算に「ルート探索API」機能が活用される。
電脳交通がこれまで使用していた経路探索APIは、最短距離を優先しており、タクシー運行に適さない道路を選ぶことがあった。
今回、パイオニアが提供するPiomatix LBS APIのルート探索APIを配車システムに連携することによって、タクシードライバーの感覚に近いルートを選べるようになる。
3つの大きな特長
Piomatix LBS APIのルート探索API機能には、3つの大きな特長がある。
1つ目は、同社は経路探索に関する特許を多数保有していることから、道路環境や利用状況に応じて最適なルートを案内することが可能なところ。Uターン回避や車両の横付けのしやすさなどまで考慮してルートを探索することができる。
2つ目は、信号の有無や待ち時間まで計算し、到着時間を97.2%の精度で予測することができるところだ。
3つ目は、業種や車種、エリアなどの業務特有の制約事項を考慮して、ルートを最適化するところである。ルートの算出条件を、細かく設定することが可能だ。
(画像はプレスリリースより)
パイオニア プレスリリース
https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/2705/▼会社概要
NP事業やデータソリューション事業、市販事業、OEM事業、サウンド事業、光ストレージ事業などを手掛けている企業。
会社名:パイオニア株式会社
代表:矢原 史朗
所在地:東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコート