▼ ニュースのポイント
① 自律運転けん引車「TractEasy」に遠隔管制システムを搭載
② センサーやカメラから取得した走行距離データなどをリアルタイムで処理
③ 多様なモビリティを複数台まとめて監視や操作、運用管理が可能
長瀬産業などと車両エンジンの運搬の実証実験を実施
パナソニック ホールディングス(パナソニック)が、自律運転けん引車「TractEasy」に遠隔管制システム「X-Area Remote」を搭載させ、車両エンジンの運搬を想定した実証実験を11月19日に実施している。
同実証実験は、長瀬産業やEasyMile SASとともに、三菱ふそうトラック・バスの川崎製作所で実施。長瀬産業が事業開発するEasyMile SASの「TractEasy」に、同遠隔管制システムを搭載し、センサーやカメラから取得した走行距離データなどを、リアルタイムで処理し、自律的に運搬を行った。
これにより、同自立運転けん引車の安全性や走行能力、遠隔操作・監視システムの操作性や実用性を検証した。
遠隔オペレータへのAIアシスト機能などを搭載
「X-Area Remote」は、公衆モバイル環境(4G/5G)での低遅延安定通信機能や、遠隔オペレータへのAIアシスト機能などを搭載しており、多様なモビリティを複数台まとめて、監視・操作・運用管理できる遠隔管制システムとなっている。
「TractEasy」を遠隔管制センターから遠隔監視・操作を行うことで、ダウンタイムの発生を抑えた遠隔オペレーションを実現。工場や物流現場の人員不足の課題解決や、作業負担の軽減などに寄与することが期待されている。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック プレスリリース
https://news.panasonic.com/jp/press/jn221124-2▼ 会社概要
パナソニックは主に白物家電分野に加え、照明器具・配線器具などの住宅設備分野、リチウムイオン二次電池などの車載分野で事業を展開し、成長戦略を進め、顧客の価値につながる研究開発に取り組んでいる。
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