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双日が赤潮AI予報の実証を開始 衛星データプラットフォーム「Tellus」を活用した発生予測で被害の回避へ

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双日が赤潮AI予報の実証を開始 衛星データプラットフォーム「Tellus」を活用した発生予測で被害の回避へ

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▼ ニュースのポイント
①双日が衛星データプラットフォーム「Tellus」を活用したAIアプリ「赤潮AI予報」を開発。
②過去の衛星データと海上の定点観測データを分析、漁業者へ提供。
③赤潮の移動や拡大傾向を可視化。

地域共通の課題、赤潮の被害を回避
 国内外で製品の製造・販売や輸出入、サービスの提供などを行っている双日が、産学官連携により衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」を活用した赤潮の移動先を予測するAIアプリ「赤潮AI予報」を開発し、県内の漁協で実証を行うことを11月11日に発表している。

 地域課題となっている赤潮被害の回避を目指し、2023年3月までアプリの使用感や導入効果の検証が行われる。

赤潮AI予報


深刻な漁業被害の解決へつなげる
 赤潮AI予報には、衛星データプラットフォーム「Tellus」を活用。「Tellus」は、人工衛星のデータで陸・海・空域の状況が把握でき、広範囲を周期的に長期間の観測が可能。水産養殖では環境データとしてリスク解析にも活用されている。

 同実証により、過去の衛星データと海上の定点観測データを分析し、赤潮の移動と拡大傾向を導き出した情報が漁業者に提供される。集積したデータはアプリの開発に活用される。

 ブリやシマアジなどを養殖する八代海では赤潮による被害が目立ち、2022年9月末までに鹿児島県や熊本県の海域で深刻な事態となっている。

さまざまな海域でのアプリ活用へ
 アプリ開発では、オーシャンソリューションテクノロジーが赤潮AI予報アプリのソフトウェア開発全般を、鹿児島県は過去に赤潮が発生した時の水質データ提供と、新産業創出の支援を行う。

 また、鹿児島大学は技術活用の支援などを、双日九州は水産物の輸出・販売の実績を活かし事業化支援を担う。実証を踏まえ、今後は八代海の赤潮被害回避と有明海や違う海域での「赤潮AI予報」の利用が期待される。 

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

双日 プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000073843.html


▼ 会社概要
双日は、自動車や航空産業・交通プロジェクト、インフラ・ヘルスケア、金属・資源・リサイクルのほか、化学や生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスを展開する企業。

社名:双日株式会社
代表取締役:藤本 昌義
所在地:東京都千代田区内幸町2丁目1-1

 
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