▼ ニュースのポイント
①Backbase Japanが銀行アプリの利用状況に関する調査結果と今後のニーズを発表。
②調査の結果、銀行アプリには銀行の枠を超えたサービスが求められていることがわかった。
③若者世代ほど「金融ワンストップサービス」を求めていた。
「金融ワンストップサービス」が顧客満足度向上の鍵
デジタル・バンキング・プラットフォームを世界の金融機関に提供するBackbaseの日本法人Backbase Japanは11月9日、銀行アプリの利用状況に関する調査結果と今後のニーズを発表した。
今回の調査では、スマートフォンの銀行アプリには、銀行の枠を超えたサービスが求められていることが明らかとなった。このため同社では、銀行アプリを通じて「金融ワンストップサービス」を提供することが、今後の銀行の顧客満足度向上の鍵となるとしている。
若者世代ほど銀行アプリに不便さを感じている
今回の調査結果によると、銀行アプリのダウンロード経験者は全体の6割となった。年代別では、18歳~29歳の世代が7割と最も高く、最も少ない60歳以上でも5割を超えていた。
アプリの不便さについては、若者世代の方が中高年世代よりも不便さを感じると回答。若者世代では、「複数口座をまとめて管理できない」、「本人確認手続きが面倒」、「他のアプリと連携していない」が不便さを感じる上位3項目となった。
さらに、今後アプリに期待したいサービス10項目全てについても、若者世代の期待の方が中高年世代よりも高い比率となった。
若者世代が中高年世代に比べ特に期待値が高かったのは、「資産形成・運用の相談」「AIによるチャットサービス」「デジタル上での対面サービス(チャット・メッセージ・ビデオ通話)」の3項目だった。
今回の結果から同社では、これからの銀行アプリは若者のニーズに応えるサービスを実現することが求められるとしている。
(画像はプレスリリースより)
Backbase Japanプレスリリース
https://backbase.co.jp/press/11092022/▼ 会社概要
Backbaseはオランダに本社を置く企業。バンキングシステムの変革をミッションに掲げ、これまで世界150以上の大手金融機関にプラットフォームを提供してきた。
社名:Backbase Japan 株式会社
代表取締役:ジェイソン リー
所在地:東京都港区六本木7-7-7 Tri-Seven Roppongi 8F