▼ ニュースのポイント
①花王がMILIZEと「AI健康可視化ツール」の開発で協業。
②可視化ツールに花王の「仮想人体生成モデル」を活用。
③将来の健康状態を可視化、今後の必要な医療費を推計。
健康増進・医療費の低減を支援
花王はMILIZEと「AI健康可視化ツール」の開発に向けた協業に合意したことを、10月19日に発表している。
MILIZEが開発予定の「AI健康可視化ツール」に、花王の「仮想人体生成モデル」を活用する新たな取り組みは、健康につながる行動変容を促すためのツールとして、2023年の提供開始に向け開発される。
健康につながる行動のアドバイス
開発する「AI健康可視化ツール」は、いつまでも健康でいられるように意識を持つため将来の医療費を推計して可視化。健康につながる行動変容を促すためのツールとなる。
花王の「仮想人体生成モデル」は、健康診断やライフスタイル、嗜好性や性格・ストレス状態など多種多様な1,600以上の項目を網羅的に備えたデータから相関関係などの統計情報を抽出し推論を行うシステム。
MILIZEの「AI健康可視化ツール」は、毎日の健康につながる行動や、体重・睡眠時間・運動量などの情報を入力すると、健康状態や行動情報をお金に換算して表示し、将来の医療費をシミュレーションする。
健康習慣の維持と健康状態の改善をアドバイス
AI健康可視化ツールに仮想人体生成モデルを活用することで、あらゆる行動や習慣、体の状態から病気に関連する可能性の高い項目が推定できる。
健康状態やライフスタイルを定期的に入力してデータ量が増えると、さらにユーザーに寄り添った健康アドバイスや、精度の高い将来の医療費の推計が期待できる。
また、従業員の健康診断データと簡易入力データから将来の健康状態を可視化し、企業の健康経営に活用することも可能となる。
(画像はプレスリリースより)
花王 プレスリリース
https://www.kao.com/▼ 会社概要
花王は、ハイジーン&リビングケアやヘルス&ビューティケア・ライフケア・化粧品のコンシューマープロダクツ事業のほか、産業界のニーズに対応したケミカル事業を展開する企業。
社名:花王株式会社
代表取締役:長谷部 佳宏
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号