▼ニュースのポイント
①MICINは薬局や薬剤師を対象としたサービス「Karin by MICIN」を開発し、限定的にベータ版をリリースする。
②このサービスは、患者が医療機関を受診後に薬局で処方薬を受け取る際、服薬指導会話から薬歴文章を自動で作成するというもの。
③長い会話の中から、医療会話だけピックアップして要約するため、読みやすいところも大きなポイント。
薬局や薬剤師を対象としたサービス
10月12日、MICINは薬局や薬剤師を対象としたサービス「Karin by MICIN」を開発し、限定的にベータ版をリリースすることを発表した。
このサービスは、患者が医療機関を受診後に薬局で処方薬を受け取る際、服薬指導会話から薬歴文章を自動で作成するというもの。
会話をそのまま文字起こしするだけではなく、薬歴文書を自動で作成してくれるため、薬剤師が「考える」「思い出す」「書く」という行為を短縮できるところが画期的なサービスである。
長い会話の中から、医療会話だけピックアップして要約するため、読みやすいところも大きなポイントだろう。
患者対応を優先することにつながる
同社がこのサービスを開発するために薬剤師を対象に実施した調査によると、回答者の約8割が「服薬指導直後では薬歴を記入する時間がないため、後でまとめて書いている」と答えた。
また、後で入力する場合、内容を思い出すまで時間がかかるため、「薬歴入力が終わらず残業になる」という回答も多数寄せられていた。
そこで同社は、薬局業界の業務効率化に貢献すべく、Karin by MICINを開発。
同サービスは、薬局や薬剤師のサポートだけでなく、窓口での記録作業を減らすことで、患者対応を優先することにつながる。
薬歴が充実するため、細やかな薬歴指導や管理が可能になることから、患者ファーストの医療体制を推し進めることにも貢献できると考えられる。
(画像はMICINのホームページより)
MICIN プレスリリース
https://micin.jp/news/8719▼会社概要
オンライン医療事業、臨床開発デジタルソリューション事業、デジタルセラピューティクス事業などを手掛ける企業。
会社名:株式会社MICIN
代表:原 聖吾
所在地:東京都千代田区大手町2丁目7番1号 TOKIWAブリッジ12階