▼ ニュースのポイント
①GMOあおぞらネット銀行がグループ研究開発本部AI研究開発室とAIを活用した「AML AIスコアリングモデル」を開発。
②「AML AIスコアリングモデル」は、口座不正利用モニタリングツール。
③同モデルにより、異常をより精緻に検知し、モニタリング業務を効率化、迅速化、精緻化できる。
グループ研究開発本部AI研究開発室と共に開発
GMOあおぞらネット銀行は10月3日、グループ研究開発本部AI研究開発室と口座不正利用モニタリングツール「AML AIスコアリングモデル」を開発し、10月3日から稼動開始すると発表した。
「AML AIスコアリングモデル」は、Google CloudのVertex AIの活用により、不正な入出金の疑いがある取引事例などを学習したAIモデル。
巧妙化・高度化するマネーロンダリング
マネーロンダリングや不正送金取引は年々手口が巧妙化し、複雑・高度化しているが、同モデルを使用することで、異常をより精緻に検知することが期待できるという。
また、これまでは不正入出金の取引モニタリング業務を人の目で行っていたが、AIがこれを補佐することで、不正取引に係る判断の効率化や迅速化、精緻化を実現できるとしている。
同社では2021年6月~2021年12月、「AML AIスコアリングモデル」をテスト導入。その結果、疑わしい取引の検知に一定の成果を確認できたとし、10月3日より、同社口座を利用する銀行取引において同モデルを本格導入することとした。
(画像はGMOあおぞらネット銀行ホームページより)
GMOあおぞらネット銀行プレスリリース
https://gmo-aozora.com/▼ 会社概要
GMOあおぞらネット銀行は2018年7月にネット銀行として誕生。システム開発を内製化し、「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げている。
社名:GMOあおぞらネット銀行株式会社
代表取締役:山根 武
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス